この記事では、アニメ映画『リメンバー・ミー 』を鑑賞した感想を書いています。
ネタバレを含んでいるので、「具体的な内容はまだ知りたくない」という場合は、あらすじまで読んで戻るボタンを。
『リメンバー・ミー 』を観た個人ブログの映画レビューを読んでみたい場合は、先に進んで読んでみてくださいね。
アニメ映画『リメンバー・ミー 』の基本情報
作品名 | 『リメンバー・ミー 』 |
原題 | Coco |
映画監督 | リー・アンクリッチ |
脚本 | エイドリアン・モリーナ |
音楽 | マイケル・ジアッチーノ |
主題歌(日本版エンドソング) | 「リメンバー・ミー」シシド・カフカ feat. 東京スカパラダイスオーケストラ |
製作会社 | ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ピクサー・アニメーション・スタジオ |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
製作国 | アメリカ |
タイプ | 洋画 |
上映時間 | 105分 |
公開日(日本) | 2018/3/16 |
アニメ映画『リメンバー・ミー 』の登場人物・キャスト
登場人物 | キャスト | 日本語吹替 |
---|---|---|
ミゲル・リヴェラ | アンソニー・ゴンザレス | 石橋陽彩 |
ヘクター | ガエル・ガルシア・ベルナル | 藤木直人 |
エルネスト・デラクルス | ベンジャミン・ブラット | 橋本さとし |
ママ・イメルダ | アラナ・ユーバック | 松雪泰子 |
エレナ・リヴェラ | レニー・ヴィクター | 磯辺万沙子 |
エンリケ・リヴェラ | ハイメ・カミーユ | 横山だいすけ |
パパ・フリオ | アルフォンソ・アラウ | 多田野曜平 |
ママ・ココ | アナ・オフェリア・ムルギア | 大方斐紗子 |
幼いココ | リベルタ・ガルシア・フォンシ | 中村優月 |
オスカル | ハーバート・シグエンサ | 佐々木睦 |
フェリペ | ハーバート・シグエンサ | 佐々木睦 |
事務官 | ガブリエル・イグレシアス | チョー |
広場のマリアッチ | ロンバルド・ボイアー | 坂口候一 |
グスタヴォ | ロンバルド・ボイアー | 坂口候一 |
フリーダ・カーロ | ナタリア・コルドバ=バックリー | 渡辺直美 |
ロシータ | セレーネ・ルナ | 雨蘭咲木子 |
チチャロン | エドワード・ジェームズ・オルモス | 宝亀克寿 |
ルイサ・リヴェラ | ソフィア・エスピノーサ | 恒松あゆみ |
出国係官 | カーラ・メディナ | 森千晃 |
ヴィクトリア | ディアナ・オルテッリ | 冠野智美 |
ベルト・リヴェラ | ルイス・バルデス | 西村太佑 |
ドン・イダルゴ | ルイス・バルデス | 西村太佑 |
司会者 | ブランカ・アラセリ | 魏涼子 |
セキュリティ | サルバドール・レイエス | 松田健一郎 |
矯正官 | チーチ・マリン | 丸山壮史 |
入国係官 | オクタビオ・ソリス | 佐々木啓夫 |
フランコ・リヴェラ | ロベルト・ドナーティ | - |
グロリア・リヴェラ | カーラ・メディナ | - |
アベル・リヴェラ | ポロ・ロジャス | - |
ロサ・リヴェラ | モンセ・ヘルナンデス | 新田早規 |
フアン・ハノキョーセー | ジョン・ラッツェンバーガー | 立木文彦 |
セシリア | - | 吉田麻美 |
チェロおばさん | - | 峰かずこ |
カルメン・リヴェラ | - | 井上カオリ |
ペドロ・インファンテ | - | こばたけまさふみ |
ロス・チャチャラコス女性メンバー | - | シシド・カフカ |
ロス・チャチャラコス男性メンバー | - | 茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ) |
女性マリアッチ | - | 高柳明音(SKE48) |
男性マリアッチ | - | 大抜卓人 |
男性旅行者 | - | カイミ |
女性旅行者 | - | 寺田ちひろ |
コーンを持った男性 | - | 鈴木拡樹 |
修道女 | - | 安野希世乃 |
インタビュアー | - | チョー |
ツアーガイド | - | 小島幸子 |
女性アナウンス | - | 鶏冠井美智子 |
露天商 | - | 内野孝聡 |
おばさん | - | 根本圭子 |
出場者のマリアッチ | - | 風雅なおと |
オペラ歌手 | - | 大木理紗、安西康高 |
コーラス | - | 渕上祥人、原田真純、内田ゆう |
ダンテ | フランク・ウェルカー | 原語版流用 |
アニメ映画『リメンバー・ミー 』のあらすじ
音楽を禁じられた天才少年ミゲルが、偶然にも死者の国へと迷い込む物語『リメンバー・ミー』。
彼は日の出までに現世に戻らなければ永遠に家族と離ればなれになる危機に直面します。
彼の唯一の頼みの綱は、陽気だが孤独なガイコツ、ヘクターです。
ヘクター自身も忘れられた存在となり消えてしまう運命に立たされています。
このふたりの不運な運命が、美しい名曲「リメンバー・ミー」に隠された真実を通じて、家族の絆を取り戻す鍵となるのです。
ギターをこっそりと弾き続けるミゲルと、音楽を禁じた家族との葛藤。
彼の家族には「音楽禁止」という厳しい掟があり、彼はその掟に苦しめられながらも、ミュージシャンとしての夢を諦めきれませんでした。
そしてある日、運命が彼を美しく幻想的な死者の国へと導きます。
ここで彼はガイコツになった先祖たちと出会い、彼らと共に現世への帰還を試みるのです。
家族の歴史に隠された秘密と、それにまつわる数々の謎。
果たしてミゲルは家族の真実を明らかにし、無事現世に戻ることができるのでしょうか?そして「リメンバー・ミー」のメロディーに隠された家族の秘密とは何なのか…。
アニメ映画『リメンバー・ミー 』の予告編動画
アニメ映画『リメンバー・ミー 』は、ピクサーが描くまったく新しい死者の世界の冒険物語です。
鮮やかな色彩と独創的なイマジネーションで描かれた死者の国は、まるでテーマパークのよう。
ミゲルとヘクターの心温まる友情と冒険、そして彼らを取り巻く家族の物語は、音楽を通じて紡がれます。
アニメ映画『リメンバー・ミー 』の感想
『リメンバー・ミー』は、家族の絆と音楽が紡ぐ、感動の物語です。
主人公ミゲルの冒険が、メキシコの色鮮やかで独特な文化、特に死者の日に根ざしている点が印象的でした。
この映画を観ると、家族の大切さや、亡くなった人への思いを新たにし、生者と死者の繋がりを深く考えさせられます。
その理由は、日本のお盆の風習と通じるものがあるからです。
お盆は、亡くなった先祖が現世に戻るとされる時期であり、家族が集まって故人を偲び、先祖への感謝を表します。
『リメンバー・ミー』では、メキシコの伝統である死者の日を通じて、生者と死者が心でつながっていることが美しく表現されています。
特に心に残ったのは、ミゲルが曽祖母ココに「リメンバー・ミー」を歌うシーンです。
ココの表情が徐々に変わり、過去の記憶が蘇る瞬間は、まさに映画のクライマックス。
このシーンは、私たちが愛する人の記憶をどれだけ大切にすべきかを教えてくれます。
また、ヘクターの運命と彼の曲が持つ意味の重さも感動的でした。
音楽が単なる楽しみではなく、愛と記憶をつなぐ強力なツールであることを見事に描いています。
この映画のもう一つの魅力は、カラフルで生き生きとした死者の国の描写です。
死後の世界が恐ろしい場所ではなく、愛と記憶に満ちた美しい場所として描かれており、死生観に対する新たな視点を提供してくれます。
死者の国のキャラクターたちも個性豊かで魅力的で、特にヘクターのキャラクターは印象深いです。
彼の陽気さと孤独、そして家族への深い愛情が心を打ちます。
さらに、ミゲルの冒険を通じて、家族内の誤解が解け、音楽が再び家族を結ぶシンボルとなる展開は、どんな文化においても家族の絆が最も大切であることを教えてくれます。
日本のお盆においても、家族が一堂に会し、お互いの存在を確認し合い、絆を深める大切な時間だということを改めて気付かせてくれます。
また、映画全体を通じて流れる音楽も素晴らしい。
サウンドトラックは、物語の感動を一層深めており、「リメンバー・ミー」は特に心に残る曲です。
この曲は、映画のテーマである「愛する人を忘れないこと」を象徴しています。
『リメンバー・ミー』は、家族の愛、記憶の大切さ、そして生きる喜びを感じさせてくれる映画です。
見終わった後には、家族に会いたくなるような、温かい気持ちにさせてくれます。
それはまさに、映画が伝えたかったメッセージなのかもしれません。
アニメ映画『リメンバー・ミー 』はこんな人におすすめ
『リメンバー・ミー』は、心を揺さぶるストーリーと美しい映像で、多くの人におすすめできる映画です。
特に、家族の絆や祖先への敬愛を大切にする文化に親しむ人にとって、この映画は特別な感動をもたらすでしょう。
メキシコの「死者の日」という伝統的な祭りを背景に、家族の愛と思い出の重要性を描いています。
日本のお盆の風習にも通じるこの祭りは、亡くなった人々を偲び、彼らが現世に戻ってくるという美しい信念に基づいています。
そのため、日本のお盆に親しんでいる人はもちろん、先祖を敬う文化を持つ人にも、この映画は深い共感を呼ぶでしょう。
また、音楽を愛する人にもおすすめです。
映画の中で繰り広げられる音楽のシーンは、ストーリーの核となっており、心に響く美しいメロディーが物語の感動を一層高めます。
子供から大人まで幅広い年齢層が楽しめる内容で、特に家族での鑑賞には最適です。
そして、単にエンターテイメントとして楽しむだけでなく、人生や家族について考えさせられる深いメッセージが込められています。
亡くなった人への思いを大切にする人、日常の中で家族の絆を再確認したい人、心温まるストーリーを求めている人にとって、『リメンバー・ミー』は間違いなくおすすめできる映画です。
【まとめ】家族愛を描いた映画が好きならアニメ映画『リメンバー・ミー 』を観るのがおすすめ
『リメンバー・ミー』は、家族の絆の重要性と、愛と記憶の力を感動的に描いた作品です。
メキシコの「死者の日」を背景にしたこの映画は、家族愛をテーマにした映画が好きな人には特におすすめです。
この映画は、家族との結びつきが強い日本の文化、特にお盆の風習と共鳴する部分が多く、先祖を敬い、家族の歴史を重んじる人にとって特別な意味を持つでしょう。
主人公ミゲルの音楽に対する情熱と、彼の家族が持つ過去の傷との間で展開する物語は、家族の中で生まれる葛藤と和解を描いています。
映画の中で、ミゲルが曽祖母ココに歌を歌うシーンは、多くの観客に感動を与えること間違いなしです。
また、鮮やかでカラフルな死者の国の描写は、子供から大人まで楽しめるビジュアルの魅力を持っています。
音楽愛好家にとっても、この映画は特別な存在です。
物語の核となる楽曲「リメンバー・ミー」は、家族間の深い愛情を象徴する曲として心に残ります。
メキシコ文化の豊かさも同時に味わえる点も見逃せません。
家族との絆の大切さを再認識したい人、心温まる物語を求める人、そして文化や音楽を通じて新たな感動を求める人にとって、『リメンバー・ミー』は間違いなくおすすめの映画です。
家族愛を感じたいとき、心に響く物語を見たいときに、この映画を観ることを強くおすすめします。
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